エアアジアと羽田空港

Air Asia and Tokyo International Airport(Haneda)

羽田空港の国際線ターミナルから、飛行機に乗りました。

羽田空港は、国内線ターミナルの1つ手前が国際線ターミナルです。

国際線ターミナルの駅は、終着駅ではありません。

終着駅は国内線ターミナルの方です。

国際線のほうが後にできたので、国際線のほうが端なんじゃないの?と思いましたが、実際は逆でした。

初めて羽田の国際線を利用する方は、気をつけましょう。

今回、初めてLCCのエアアジア Air Asia を使いました。

エアアジアの本場の発音は、エアエイジア です。

エアアジアは、首都圏では羽田空港と成田空港に就航しています。

2016年時点の話になりますが、エアアジアを使って東京からクアラルンプールに行くためには、羽田の方を使うことになります。

今回の便は、深夜23:45に羽田を発ち、翌早朝6:30にクアラルンプールに着くスケジュールです。

エアアジアのチェックインカウンターは、「K」でした。

 

チェックインカウンターでの待ち時間は、30分程度でした。

私は事前にWebチェックインを済ませていましたので、Webチェックイン済のレーンに並びましたが、結構待ちました。

混むことも想定して、空港には早めに到着していたため、特に影響はありませんでした。

 

初めての羽田空港国際線ターミナルです。

その辺をうろうろしました。

 朱色の鳥居のような舞台がありました。

 

出国手続き前に、晩ごはんを食べました。

出国後エリアはいわば外国と同じだから、飲食物もお高いだろうと算段。

出国手続き前に、食べるものを探します。

寿司やラーメンなど、いかにも日本的な飲食店が集まっていますが、ハッキリいってどこも観光地価格でした。

1,000円でおつりがくるのは、吉野家かファストフードぐらい。あとは軒並み2,000円前後といったところ。あり得ない。。

さてどうしようかと迷った末、セブンイレブンでお弁当(ロコモコ丼)と豆サラダ、おにぎりを買いました。本当は寿司が食べたかったのですが。。

写真のように、こんな粋なフリースペースがあったので、一人で陣取り、ロコモコ丼を食します。しばし休憩です。

展望スペースに行ってみました。

飛行機がたくさん並んでいます。

遠くの東京の夜景がキレイです。

 

羽田空港。

ここが東京都23区内であることが不思議なくらい、広いです。ゲートに飛行機が何十機も横付けできるんだから、当たり前ですが。

23区内に数ある建物や施設の中では、羽田空港が一番広い施設なのでは?などと、どうでもいいことを考えていました。


 

出国手続きを終え、出国後エリアに出たところです。

マップで、飛行機の発着ゲートの場所をチェックします。

 

 

とりあえず、目的のゲートまで行ってみます。時間には十分余裕がありましたが、ゲートの場所と距離感を把握します。

ゲートまでの通路は、こんな感じです。

ゲート前に到着です。

乗る便が掲示されていますので、間違いありません。

ゲートの場所を把握して距離感をつかんだら、次は出国後エリアの散策に向かいます。

 

 

出国後エリアには、なんとフードコートが!

なんだよー、あるって知らなかったよー。

 

ただ、PM22:00をまわった時間にもかかわらず、すんごい混雑です。

ちょっと微妙。。

 

しかし、こんな時間なのにみんなよく食うなー。

フードコートのショップの一例。

カレーが740円に、ラーメンが860円と900円。

思ったよりお手ごろですね。

 

フードコートのショップの一例、その2。

スープ屋さんですね。

850円とかなら、まだ手が出る価格ですね。

ムスリムの方向けに、ハラル食屋もありました。

でも、2,160円は高い。

足元見てるのか?

羽田は、たしかに24時間空港です。

この時刻表を見ると、深夜AM1:00台やAM2:00という時間帯が並んでいます。

 

しかし、AM2:00のあとがAM5:50とは。

ちょっと空き過ぎじゃない?

AM5:50の便で台北に行く人は、終電で羽田に来て、5時までここでボケーっと待つんだろうか。

 

24時間空港としては、中途半端に思えてしまいます。世界の競争に勝つには、まだまだ足りない気がします。

 

空港の免税店です。

今は、空港で炊飯ジャーが買える時代なんですね。

 

おっといかんいかんジャー買い忘れてた、空港で売ってて助かったぜー、て人、いるのかいな。

 

羽田空港には、ガンダムさんも鎮立しておいでです。

ガンダムさんは今や、日本の重要な輸出産業の1つです。

 

このお店は VICTORIA'S SECRET といいます。

全然知らんお店だけど、妙に印象的でした。この時は。

 

この後、クアラルンプールでもこのお店に出くわすことになるとは、この時はつゆ知らず。

 

ゲートがオープンし、ゲートを通過したところです。

これからあの飛行機に乗り込みます。

 

エアアジア機内の様子です。

まあまあ混雑してました。

一応、一般乗客の顔にはボカシを入れておきます。

色々な報道やネット記事から、LCCの座席は狭い、と聞いていました。

覚悟はしていました。

しかし乗ってみたところ、全然狭くないじゃん!という印象でした。

これはまったくうれしい誤算でした。

 

前の座席にひざが当たることもありませんでした。

私は、窓側の座席を予約していました。

そしてまたうれしい誤算!

なんと隣も、そのまた隣も空席でした。

 

深夜出発の早朝着の便のため、機中泊を強いられるわけで。

ちゃんと睡眠をとる上で、隣に誰もいないというのは極めて重要で、非常にラッキーでした。

 

機内は結構混雑していたのに。

 

エアアジア機体の座席は、レザーです。

ご覧いただければわかるとおり、使用感が強く、結構ヘタっていて、薄汚れていました。

私は、まあそんなもんかと気にしませんでしたが。

 

また、エアアジア機の座席には、コンセントがありません。

座席でスマホやタブレットを使う人は、モバイルバッテリーの用意が必要だと思いました。

 

私の1つ前の席は、いわゆる「非常口の列の座席」というやつでした。

この席に座るには、英語を話せることや緊急時に誘導の手伝いができることなど、いくつかの条件があります。それらを満たせる選ばれし者のみがここに座ることを許されます。

そのため、普通の人は避ける席だと思うのですが、いかにも普通っぽいチャイニーズのオバちゃんが座っていました。

 

オバちゃんは写真のようにCAさんの面接試験を受けていました。私も気になってハラハラと様子を伺っていましたが、このオバちゃん、からっきし英語がわかってなさそうでした。

面接の結果、どうやらNG判定だったらしく。オバちゃんは真ん中列の方の最前席に強制移動させられました。

オバちゃんは移動させられましたが、面接を終えて安心したのか、まんざらでもなさそうな表情をしていました。

 

うっかりこの席を予約してしまうとこんな目に会うんだ、ということがわかりました。オバちゃん、大変参考になりました。ありがとう。

飛び始めて1時間ほどしたところで、機内は消灯。

読書灯もほとんど点灯していなかったので、ほとんどの人が機内食サービスも受けずに就寝していた模様です。

あまりご存じない方もおられると思いますので、飛行機で寝るコツをふたつ。

 

シートのヘッドレストなのですが、写真のようにヘッドレストの左右の部分をグイッと折り曲げることができます。

初期状態では折り曲がってはおらず、平らでフラットな状態になっているのですが、手で手前に引っ張ってやることで写真のように折り曲がります。

私の経験上、どの飛行機のシートもこうなっています。

こちら、以外とご存知ない方も多いのではないでしょうか。


それで、ご自身の後頭部、特にうなじのあたりの曲線と、ヘッドレストの折り曲げ角度が合うように、ヘッドレストのサイドをグイッと曲げてやるのです。

人間というのは、眠りに落ちるときに全身の力が脱力します。その時、首の力も脱力します。

首の力が抜けると、首がカクンと落ちたり、ダラーっと傾いてしまったりします。そうなると首がツラく、そのまま寝ていられず大変しんどい思いをします。

 

そこで、首の力が抜けてカクン・ダランとなる時、ヘッドレストが首を支えてくれるように、ヘッドレストをあらかじめ調節しておくわけです。

首の力を完全に100%脱力してみて、首がダランと落ちないかやってみて、首が落ちなくなるまでヘッドレストの角度を調整してやるのがコツです。

こうすることで、首がカクンとなって寝れない、首が痛くて寝てられない、ということが改善できます。

 

あとはヨダレ対策です。

人間、寝ていると無意識にいつのまにかヨダレが出てしまうものです。ベッドで真横になって寝てる時は口元からヨダレも垂れようがありませんが、座った姿勢で寝ている時はつい口元が緩んでヨダレが滴ってしまうものです。これは避けようがありません。もうしょうがないです。

そこで、ヨダレが滴る対策としては、マスクを着用して口元を隠すことが有効です。さらに、マスクの内側にティッシュを仕込んでおけば、完璧です。マスク内側のティッシュは、適度にクシャクシャにしたうえで、下唇の下をとり囲むように配置するのがベストです。

マスクの内側が多少こんもりしてしまうかもしれませんが、大丈夫、誰もそんなこと見てません。それでも気になる方は、女性子供用のマスクではなく、大き目の大人男性用のマスクにすれば違和感なくイケると思います。

この内側に仕込んだティッシュが、滴り出たヨダレを吸い取ってくれますので、ヨダレを気にすることなく熟睡できることと思います。

あまりにヨダレ量が多い場合は、適宜都度交換してください。

 

こういったテクを駆使して私は、機中泊でしたがわりと眠れて、疲れを残すことなく、翌早朝からクアラルンプールを満喫できました。

 

この写真は帰りの便の写真ですが、エアアジアの機内食はこんな感じです。

エアアジアは何でもかんでもいちいち有料なので、ケチですね。

そして、運賃もそんなにいうほど安くもない。

 

帰りは2食予約していたはずでしたが、1食しか提供されませんでした。

CAさんは忙しいからか、いちいち予約分を調べてすべて提供しようとは考えていない様子でした。

こちらからアピールしないと、食事は予約していても提供を受けられないようです。

ここは今後ぜひとも改善してもらいたいポイントです。

 

機窓の様子です。

帰りの便は昼出発で、座席は窓側にしました。

 

飛行機の窓の眺めは良いものですが、ずっと雲の上か雲の中なので、だんだん飽きてきます。

そして、予約していたはずの機内食が提供されないというトラブルがありました。

(隣の席の人も隣の隣の席の人も機内食を取らないケチな人達であったため、私までそう思われた可能性があります。不運です。)

今後は、夜間で寝るなら窓側、日中で起きてるなら通路側、を予約しようと思いました。

 

エアアジア。

 

総合的には悪くはなく、機会があればまた利用したいと思う、というのが私の評価です。

 

今回いろいろコツを学べましたので、これを活かして、よりよいフライトライフを送っていきたいと思います。