ケータイキャリアでSIMカード購入

Celcom Malaysia

一人海外する時、持ち物の中でもっとも大切なものは何か。

それは、スマホです。

一人海外はスマホがすべて、といっても過言ではありません。

いや、正確には1番が命、2番がおカネ、3番がスマホかもしれませんね。

でもま、衣類は忘れても、スマホは絶対に忘れてはいけない。そのくらい重要なものです。

 

一人海外では、スマホが使えることが生命線です。

スマホが使えるか使えないかで、旅の充足度がまるで違ったものになります。

一人海外するなら、SIMフリーのスマホか、SIMロック解除したスマホを持つのが前提条件、といえるほどです。

 

日本でドコモやソフトバンクなどの三大メガキャリアと契約されている方は、国際ローミングを使用することで、海外でスマホが使えないことはありません。

しかしその国際ローミングというヤツが結構高額で、どのキャリアでも1日あたり約3,000円かかります。

3日滞在したとすれば、9,000円です。

 

スマホを、海外で安く使えるようにするためにオススメしたいのが、現地のキャリアのプリペイド型SIMカードを使うことです。

SIMカードというのは、スマホ端末に挿入する小型のチップのことで、電話番号とか使用者を紐づけるためのものです。

今の携帯端末は、世界共通でこのSIMカードを入れて使うようにできています。

海外では、私はいつも現地のキャリアでSIMカードだけを買い、手持ちのiPhoneに差し替えて使っています。

現地キャリアのSIMカードを認識するためには、そのスマホ端末がSIMフリーである必要があります。そこさえ気をつければ、使い慣れたスマホがそのまま使えます。

 

私は、マレーシアではいつも celcom というキャリアを使っています。

celcom Malaysia は、マレーシアでトップシェアを誇るケータイキャリアです。

日本でいうところのNTT DoCoMoといったところです。

マレーシアにはcelcomの他にもメジャーなキャリアがいくつかあります。しかしどのキャリアも、無料通信枠や価格などのプランを頻繁に変更するようですし、ちゃんと調べてはいませんが、各社の価格やサービスはほぼ横並びで、それほど大きな差があるとは思えません。

であれば、一番大きいキャリアにしとけば安心ですし、間違う可能性は低いのかなと思います。

 

celcom のショップは、第2クアラルンプール国際空港 KLIA2 の税関を出た目の前にありました。上の写真がそうです。

ここで店員とEnglishで会話して、SIMカードをゲットするわけです。

英語でなんて・・・と不安になる必要はまったくありません。

店員は、Englishがほとんどしゃべれない客の扱いにもすごく慣れています。

 

実際、私がした会話は大体こんな感じでした。

店員:SIM Card?

私:Yes. (iPhoneを見せて)Can I use this Phone? (←これだけ練習してた。)

店員:Sure. How long stay?

私:3 days.

店員:(じゃあこのプランが適切だ、と言わんばかりにカタログに書いてあるプランを指差す。)

私:OK, this one.

 

あとは、iPhone を店員に渡せば、SIMカードの差し替えも端末の設定も、全部店員がやってくれます。

設定が終わって端末が戻されたら、必ずその場で動作確認しましょう。

稀にネットが繋がらないことがあります。Profileの設定を見直せば使用できることが多いですが、店員に任せた方がラクでしょう。

 

支払いは、クレジットカードが使えない場合が多いので、現地通貨のキャッシュを事前に用意しておきましょう。

 

私が celcome で購入したのは、7日間 500MB 使えるSIMカードでした。

金額は20RMでした。およそ600円弱です。

今回の私の旅は3日間でしたので、日本のキャリアの国際ローミングを使ったとしたら9,000円かかるところ、たったの600円です。その差なんと15分の1。

勝負してみる価値は、十分にあると思います。

 

500MBで足りるのか少々不安ではありましたが、結果的に問題はありませんでした。

本当かどうかわかりませんが facebook は Unlimited とされており、私はほぼ GoogleMap と facebook しか使わなかったためか、500MBで全然事足りました。

 

クアラルンプールの空港に降り立ってから約1時間後、私は晴れて快適なモバイル通信環境を手に入れることができました。

これでスマホを使って GoogleMap を見たり、Facebookに投稿したり、テザリングでタブレットも使うことまでできるようになりました。

そして何よりも、これでどこへ行ってもとりあえず GoogleMapで現在地がわかるので、迷子になることはなくなりました。

 

購入したSIMカードがこちら。

nano SIMのサイズに店員が器具でカットしてくれました。

 

スマホ端末ですが、私は iPhone6 を使用しています。

iPhoneは世界中で売られており、単一の機種としては、世界で最も普及している端末です。

これだけ単一機種が世界中で使われているのは、iPhoneだけです。(細かく言えば、各国版のiPhoneで微妙に対応する周波数帯域が異なるようですが、その違いも徐々になくなりつつあるようです。)

 

つまり、世界での可用性においては、Android端末の比ではありません。

世界のどこに持っていっても使える可能性が最も高いデバイスが、iPhoneであるといえます。

 

一人海外をする場合、SIMフリー版のiPhoneが最強です。

iPhoneは、確かに高いです。Android端末であれば、中には安い機種も存在します。

でもここはケチってはいけないところだと思います。他はケチってもいいですが、スマホだけはケチらないでいただきたいです。

 

Androidの場合、様々なメーカーから端末が発売されているため、機種の種類が非常に多岐にわたります。

情報も機種ごとに分散してしまいますので、彼の国で使えるかどうかは、わかりにくいです。

最終的には、現地でやってみないとわからないところがあります。

個々の機種ごとの絶対的な情報量も少ないです。

 

iPhoneなら、そのリスクを最小にできます。

世界中に iPhone を使っている人がいますので、情報の量が最も多いといえます。

彼の国で、iPhoneが使えなければ、他もダメ、とも思えます。

 

旅において、これは結構大切な考え方だと思うのですが、

「旅の不安を事前にカネで解消できるなら、カネで解決しておく。」

こういう戦略も、旅には必要だと思います。

 

 

 

iPhoneを買うならキャリアのものではなく、Apple Store でSIMフリー版を買うのがオススメです。

ただ、Apple Storeでは定価でしか買えないため、値が張るのもたしかです。

安く買いたい方は、Amazonの iPhoneストアで、新品のSIMフリー版を買うのがオススメです。 

Amazonなら、定価よりも安く買えます。

 

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私自身は、日本版ではなく、米国版のSIMフリーiPhone6を使用しています。

日本版と米国版の違いは、使用可能な周波数帯域が若干異なる点と、カメラ機能のシャッター音が消せる点です。

 

使用可能な周波数帯域の違いは、キャリアによっては影響を受けることがあります。

例えば、米国版SIMフリーiPhone は、日本のキャリアの au ではうまく使えない場合があるらしいです。

というような影響がある場合はありますが、これは例外的なことで、実際にはそれほど気にしなくていいんじゃないかと思います。

私は、世界で使うなら、米国版 iPhone が世界で最も可用性が高いデバイスであると思っています。

 

カメラ機能のシャッター音についてですが、日本版iPhoneは、カメラ撮影時に「カシャ」とシャッター音が鳴ります。マナーモードにしても、シャッター音を消すことはできません。

米国版のiPhoneは、マナーモードにすれば、カメラ撮影時にシャッター音が鳴りません。

実は、マナーモードにしてもシャッター音が鳴り響くなんていうのは、日本版ぐらいです。

 

海外では、カメラ撮影時にシャッター音を鳴らさない方が一般的です。

海外で、カメラを撮るたびにカシャカシャいわせていると、マナーのないヤツ、と思われます。

また、同時に「ここに高価なスマホがありますよー!」と周囲に教えることにもつながります。 

世界にはまだまだ貧しい人たちがたくさんいて、スマホなんか買えない人たちもたくさんいるわけで。

高価なスマホを持っている = カネを持っている と思われ、防犯的によくありません。

これがきっかけで目をつけられて、悪い輩に狙われて、いらぬトラブルや犯罪に巻き込まれることにもなりかねません。

海外では、なるべくカネを持っていないように見せた方が、都合が良いことが多いです。

 

スマホをさっと取り出して、静かに撮って、さっとしまう。

これが一番危険がありません。

今回の旅でも、写真はすべてiPhoneで撮影しています。

 

ですので、日本版のiPhoneではなく、海外版のiPhoneのほうが個人的にはオススメです。

米国版でなくても、香港版でも問題ないです。

Amazonでも、海外版iPhoneの取り扱いがあるようですので、探してみることをオススメします。

 

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盗撮するヤツがいるからとシャッター音を消せないようにしている日本は、スマホを持っているからといって犯罪にあうわけでもなく、平和ボケしているなーと感じます。

この感覚は、日本だけのものです。

外の世界では、まったく違う価値観が普通です。

 

ちなみに私は、日本国内では米国版のSIMフリーiPhone6に格安SIMの「IIJ」のSIMカードを挿して使用しています。

何の問題もなく使えています。