タマンデサへ行こうとセプテーへ

Taman Desa, Seputeh

タマンデサTaman Desaという街には、日本人も多く住んでいるらしいとの情報を聞きつけ、実際に行ってみることにしました。

タマンデサは、クアラルンプール郊外にあります。

 

 

GoogleMapによると、タマンデサまでの最寄駅は、KTMのセプテーSeputeh駅のようでした。

KLセントラル駅からKTMに乗り2駅移動、セプテーまで行きました。

写真は、セプテー駅に降りたホームの様子です。

写真はセプテー駅の改札です。

ご覧のとおり、誰もいません。無人駅です。改札は通り放題、無料開放中です。

チケットカウンターはありますが、係員はいません。

そして、チケットの自販機と思しき機器はありますが、止まっていて動いていません。

 

・・・帰りのチケットはどうやって買えばいいの?

地元民は、非接触ICカードでピッてやってるけど。

少し途方に暮れました。

 

帰りのことは帰りに考えることにし、気を取り直してタマンデサを目指して歩きます。

 

道中は写真のような感じです。

あるのは住宅と道と空き地のみ。

お店は1個もありません。

普通、都心から2駅しか離れていない街であれば、それなりににぎわっていてもおかしくないと思うのですが。コンビニのひとつもありません。

東京では考えられませんね。

改めて地図を見ると、タマンデサには街の中心となるようなスポットが見当たりません。

バンサーのBangsar Villageのような目指す場所があればよかったのですが、地図をみても見当たりません。

地図右下のJalan Desa Utamaとかいう環状道のような場所まで行けば何かあるかな、と思い、そこを目指して歩きました。

 

道中は、写真のような感じでした。

暑かったです。

テプテーの住宅。
それなりに豪華なお家ですが、サビが目立っていたり、傷みが見られます。
強い日差しに高温多雨という環境は、建物の傷みを早めてしまうのかもしれません。
これは建築中なのか、改築中なのか、はたまた廃墟なのか。
真相はわかりませんが、こんな建物もありました。
テプテーの様子。
何かの工場のようなところもありました。
人の気配はなかったです。
遠くにあったコンドミニアムの近くまで来ました。
この近辺はクルマも多く走っていて、ヒト気もありました。
ただ、近くにはとくに何もなく、ポツンとこのコンドミニアムがあるだけ、って感じでした。
こういうところに日本人は住むのでしょうか。
タマンデサに向かって歩きましたが、目指していたJalan Desa Utamaまでは、とても歩いて行けない距離であることに気がつきました。
行けども行けどもこんな感じの景色が続きます。
暑いのでこまめに水を飲んでいましたが、このあたりで水が尽きてしまいました。
このままでは熱中症になってしまう危険が出てきたため、急きょ予定を切り上げることにしました。

タマンデサまで行くのは諦め、テプテーの街をぐるりと回って、終わりにすることにしました。

今から思えばですが、このあたりを歩き回っていた時が一番危険だったように思います。
写真のようにヒト気は皆無で、はっきり言って歩行者は目立ちます。
3月とはいえまだまだ寒い日本から30℃オーバーの国に来て、暑さに体が慣れていない上、水も尽きている。
ここでもし襲われでもしたら、太刀打ちできない可能性が高かったです。
暑さと脱水で、走って逃げるのも難しい局面に陥るところでした。
クアラルンプールはクルマ社会。ラクだからとかではなく、身の安全のためにクルマに乗る、という価値観も必要なのだと思いました。

セプテーの道路脇の空き地の様子。

このような空き地があちこちにありました。
クアラルンプールはたしかに発展してきています。
しかし、まだこのような遊んでる土地があちこちに残っています。
開発が進む土地と、開発の手が入ってない土地、それらが「まだら状」に存在する都市が今のクアラルンプールといえそうです。
セプテーのコンドミニアムと戸建て住宅の様子。
クルマはやっぱり路駐です。

セプテーの住宅地の様子。

 

とにかく、まったく人を見かけません。

そのため、歩行者は目立ちます。

こんなところでもし襲われでもしたら、ひとたまりもありません。

 

門と主屋の間に結構距離を取っています。
どこの家もそうなってました。
でもなぜかクルマは門の外に路駐なんですよね。
大きなコンドミニアムがありました。
このコンドミニアムの住人のものとみられるクルマが大量に停まっています。
ここにも日本人が住んでいるんでしょうか。

地図でSanuki Udonと出ていたのが、このあたりです 。

ここには、少しだけ食堂と生活日用品屋がありました。
ここで無事に水を確保できました。水分補給して、熱中症にならなくて済みました。
このコンドミニアムの正門?です。
ゲートがあって警備員が常駐しています。

高層の建物と、低層の建物があるようです。

同じ敷地内なので、同じマンションの別棟と思われます。

なにやら怪しい看板がありました。

この看板を信じるならば、このコンドミニアムDesa Villaの3部屋2寝室の物件の家賃が2,300RM(69,000円弱)らしいです。

 

やっぱり東京に比べるとお安いですね。

ただ、ここはマレーシア。日本と違い、経済成長著しいお国柄。今後も同じ家賃のままとは考えにくく、家賃も年々上昇していく傾向にあるものと思います。

日本人を含む外国人が通常住むのは、こういう物件なのかなー、と思いました。

セプテー駅に戻ってきました。

チケットを買おうにも売っていないので、ここはもう腹をくくり、無賃乗車することに決めました。

 

誰もいない改札を通過し、階段を通って反対側ホームへ移動します。

いつくるとも知れない電車を待ちます。

無賃乗車で。

暑かった。

 

都心方向の隣駅、ミッドバレーMid Valley駅を目指すことにしました。

ミッドバレーには、メガモールMegaMallという超広いショッピングモールがあります。

そこまで行けばなんとかなるかも、と考えました。

しばらく待った後、電車が来たので乗り込みました。

 

写真は撮り忘れましたが、ミッドバレー駅では駅員のチェックがなく、フリーで改札を通過できました。

無事、無賃乗車に成功です。

 

そんなつもりはなかったのです、チケットが買えなかっただけなのです。KTMさんごめんなさい。