KLセントラル駅

KL Sentral Station

ここがKLセントラルという駅です。

KLセントラルは、クアラルンプール市内のほぼすべての鉄道路線が通っているターミナル駅です。クアラルンプールを訪れるすべての人が、一度は降り立つ。そういう駅です。

東京でいうと、東京駅や品川駅、新宿駅などに相当するかと思います。

 

クアラルンプールの旅は、KLセントラルに着いてからが本番といえます。

 

ちなみに セントラル は、Centralではなく、Sentralと書きます。マレーシアのジョホールバルでもSentralと表記されていたので、これはマレーシア方言のようです。

発音も意味もまったく同じです。

マレーシアに英語留学したら、ちょっとおかしな英語が身に付いちゃいそうですね。

 

このいかにも怪しいカウンターは、荷物預かり所です。

KLセントラルに到着後、私はまずここでスーツケースを預けました。

クアラルンプールに早朝着であったため、ホテルのチェックイン時刻まで時間がありました。

そのため、一旦ここにスーツケースを預けることにしました。

 

ホテルでも荷物を預かってもらえたかもしれませんが、もらえないかもしれないですし、有料かもしれません。

何より、確認できるほどの英語力がありません。

それに、一旦ホテルまで歩いて移動して荷物を預けてうんぬん、ということをしている時間がもったいないと思ったので、KLセントラル駅で預けてしまいました。

 

KLセントラルにはコインロッカーもありますが、一回20RM(600円弱)もします。

このカウンターのオヤジに託すと、一日5RM(150円弱)です。 なんとコインロッカーの1/4。

なぜ有人なのにこんなに安いのかは、不明です。

 

中のオヤジと目が合ったら、Could you keep my luggage? と聞くだけです。

あとはいわれるがまま、用紙に名前やパスポート番号を記載すればOKです。

記載した紙の写しを渡されます。返却時にその写しを提示すれば、荷物が返ってくるシステムです。

返却の際、カウンターの際奥にいるオヤジは預けた時のオヤジとは別のオヤジに変わっているかもしれませんが、大丈夫、心配ありません。

 

こんな得体の知れないオヤジに預けて本当に大丈夫だろうか? と少し心配でしたが、特に問題はありませんでした。

今回の旅では、ホテルのチェックイン前とチェックアウト後の2回、ここを利用しました。

正直この荷物預かり所は、かなり使えます。オススメです。


帰国の際、多くの人はKLセントラルからKLIAエクスプレスに乗って空港まで行かれると思います。KLセントラルは、KLIAエクスプレスの始発駅でもあります。旅の最終日にKLセントラルで荷物を預け、市内を観光した後、最後に乗り換えついでにKLセントラルで荷物を受け取って、帰ることができます。

チェックアウト後のホテルで預かってもらうよりも、乗り継ぎする駅で受け取れるため、かなりお手軽でラクだと思います。

 

この荷物預かり所ですが、メインフロアから1つ上にエスカレーターで上がって、右に進んだところにあります。

ちょっとわかりにくい場所です。

上りエスカレータも駅の端と端の両方にありますが、NU Sentralのショッピングモールとは反対側のエスカレータになります。

間違えて NU Sentral側に行かないように気をつけましょう。

      

荷物を預けた後、駅で両替しました。

両替は、日本の空港でやるより、現地でやる方がお得なことが多いです。なんでなんでしょうね?

 

駅構内の両替屋を3軒ほど比較して、一番良いレートのところで両替しました。

一番良いレートといっても、1.00RM未満の差しかなかったと思います。

30円も違わないし、歩いてまわる時間ももったいないので、両替屋は適当に選んでしまっても問題ないと思います。

 

私が両替したレートは、10,000円が358.00RMでした。

1RMが28円てとこですね。

私は、ざっくり 1RM=30円 で計算していました。

本サイトでも、1RMは30円で計算しています。

 

両替時、現地通貨を渡されたら、必ずその場で数えます。万一、額が足りなかった場合、一旦その場を離れてしまっていたらクレームを受け付けてもらえません。必ずその場で数えて足りていることを確認するのが鉄則です。どんなに次の客がいて混んでいても、これだけはしっかりやるべきです。

 

ちなみに私は、海外では財布は使いません。

必要な分だけを写真のようにマネークリップで留め、ズボンのポケットに直入れです。

財布を持っていることが周囲にバレると、「あいつは財布を使うほど大金を持っている」と思われ、スリや強盗に狙われる危険性があるため、防犯の意味でそうしています。

現金やカードを財布に入れていて、財布ごと全部イかれたら、それこそアウトですから。

余分な現金は、バッグの奥に隠しておきます。そしてバッグの奥から現金を取り出すのは、絶対安全な場所でだけ、です。

 

ま、考えすぎかもしれませんが。

ここは海外、何があっても不思議ではありません。

用心に用心を重ねても、悪いことはありません。

 

KLセントラルの中にある飲食店で、遅めの朝食を食べました。

色々な飲食店がありましたが、マレーシアにきたのだからマレーシア料理を食べたいと思い、マレーシア料理のお店へ。

 

店内の様子はこんな感じ。

現地の人にも親しまれている店でした。

 

オーダーしたのがこちら。

ナシレマという料理。たしか9RM(270円弱)でした。

ナシレマは一般的なマレーシア料理の1つです。

が、特別うまいわけでもなく、これがそうなのかふーんという感じでした。

 

3つのソースにご飯をつけて食べます。3つとも辛いです。ゆで卵の黄身までなぜか辛いです。

セットのティーはホットでした。暑いのに。

 

この赤茶色のソースですが、知らないうちにこぼしてしまっていて、白シャツの袖と裾にベットリと付けてしまいました。

そのことに全然気が付かず、お支払いしている時に初めて気が付きました。

初日朝一発目から、いきなりピンチを迎えてしまいました。とりあえず袖はまくってごまかし、裾はしょうがないので、もう気にしないことにしました。

いきなり薄汚れた旅人としてのスタートです。

 

一人で食事をしながら、このあとの計画を整理します。

あたりまえですが、周りを見渡せば異国の人ばかり。

海外にきたな、と実感します。

まあ、本当は自分の方が異国の人なわけですが。

 

マレーシアは多民族国家。

私一人くらい日本人がいても、誰も気にしません。いい具合に放っといてくれます。

この旅を通して、「あの人ガイジンだ」とジロジロ見られたり、そのように扱われていると感じたことは一度もありませんでした。

マレーシアは、みんなが各々の多様性を認めている。いい国です。

 

再び駅の様子。

これから電車に乗り込みます。

KTMの改札の様子です。

KTMは、マレーシアの国鉄です。
クアラルンプールの鉄道には、KTMのほか、私鉄のLRT、モノレールの3つがあります。

駅の様子。

地元の人や旅行者でにぎわっています。

いろんな人種がいました。さすが多民族国家。

この駅はいつ行っても、人で溢れています。