KLIAエクスプレスは、クアラルンプール国際空港(KLIA)とKLセントラル駅を直通で結ぶ電車です。
KLIAエクスプレスは、KLIA2駅、KLIA駅、KLセントラル駅の、3つの駅に停まります。
expressではなくekspressと書くのは、おそらくマレーシア方言のようです。
発音も意味もまったく同じです。
チケットがこちら。
今回はKLIA2駅から乗りました。
チケットは窓口で買いました。片道55RM(1,650円弱)でした。
以前に比べ、値上がりした気がします。
経済成長により、国全体がインフレ傾向なのでしょう。電車賃も上昇しておかしくはありません。
KLIA2駅からKLセントラル駅間の所要時間は、35分ほどでした。
バスを使えば10RM(300円弱)ほどで行けるらしいです。バスでは時間が1時間かかるらしいですが、渋滞しているともっとかかることもあるらしいです。
海外旅行では、おカネよりも時間の方が貴重です。
バスでロスする時間の方がもったいないので、時間を買うという意味でも、KLIAエクスプレスを使う方が好ましいと思います。
車内の様子。
全然空いています。ガラガラでした。
朝早かったので、時間帯にもよるのかもしれませんが。
客が少ないので、4人用のボックス席を一人で占領です。
日本の電車と違い、BGMのようなものもかかっています。いや、もしかしたら何かの宣伝CMかもしれませんが。
それはそれで、また異国情緒があって良いです。
空調も効いていて、非常に快適です。
もう一枚、車内の様子です。
ヒジャブをまとった女性がエキゾチックです。
私は、KLIAエクスプレスに乗っている間に、荷物の整理をしました。
機内持ち込みしたバッグから、防寒着などのもう使わないものを取り出し、スーツケースに押し込む。
スーツケースから、これから使うものを取り出して、手持ちのバッグに入れる。
あらかじめノートか何かに、この時にしまう物と取り出すものをメモっておくとよいです。
一般の人が多くいる駅や空港でこれをやるのは危険です。なので、一番危険が少ないと思われる空いてる電車内でやりました。
客が少なく、ボックス席で死角も多いスペースでしたので、他の客の目も全然気になりませんでした。
車窓の様子。
これは空港です。
車窓の様子。
これは何かのプランテーションでしょうか。
こんなのが一面に広がっています。
クアラルンプール国際空港は、結構郊外にあります。
東京でいうと、成田に相当するでしょうか。
空港の敷地も、空港ができる前は、一面このようなプランテーションだったのかもしれません。
このような畑のど真ん中に、あんなどデカい空港を建設してしまうなんて、なんだかすごいですね。
車窓の様子。
こんな風な川もありました。
今の空港の敷地内にも、空港ができる前は、このような川があったりしたんでしょうね。
車窓の様子。
延々、何もない景色が続きます。何もないというか、草木が生い茂っている風景ですね。
東南アジアの気候は高温多湿。高い気温に強い日差し、スコールの雨が相まって、放っておくとこのように自動的に草木に埋め尽くされてしまいます。
世界には、草木のない砂漠の土地も多いというのに。放っておくと自動的に草木に覆われちゃうなんていうのは、結構特別なことなのかもしれないですね。
マレーシアは、国土のわりに人口が少ない国です。
日本の9割ほどの面積に、3,000万人ほどしか住んでいません。
日本と変わらない面積に、日本の1/4しか人間がいないということ。
このように、人が住みついていない土地もきっと多いのでしょう。
車窓の様子。
このようにビルの建設現場もありました。
ガンガン建設しています。
経済発展が進んでいる証拠ですね。
車窓の様子。
KLIAエクスプレスには、KLIAトラジットという各駅停車の電車もあります。
写真は、このKLIAトランジットの途中駅です。
奥に不思議な屋根ののった建物が見えますね。
中華風なのか?
風水的に縁起がいいのか?
わかりませんが。
車窓の様子。
丸い屋根は、おそらくモスク(イスラム寺院)ですね。
マレーシアは、イスラム教が国教の国です。
車窓の様子。
KLセントラル駅が近づくにつれ、街や幹線道路が増えてきます。
車窓の様子。
遠くにペトロナス ツインタワーや、KLタワーが見えます。
いよいよクアラルンプールの中心地に着きます。
車内では、女性二人が話をしていました。
二人は初対面な様子。
たまたま車内で居合わせただけの二人でしたが、自己紹介から始まって、話が弾んでいました。
女性同士で気が合ったのでしょう。
私にはそんな出会いはありません。(別に求めてもいませんし。)
しかし、KLエクスプレスは便利です。
羽田における京急や東京モノレールとは全然違います。快適で高級感もあり、かつ速い。
タイのバンコクにも同じようなエアポートリンクがあり、あちらもなかなか快適です。
日本の羽田空港に着いて、都心方面へ向かう京急に乗った時のあのローカル感というか、生活感は本当にヒドいです。
疲れ果てた顔をした通勤客だらけの満員電車にもまれ、旅の雰囲気や期待や余韻が全部台無しになります。
羽田にも、東京駅やターミナル駅までの直結高速鉄道が必要なんじゃないの?、と思いました。